日本的高潔な経営を体現した稲盛和夫の死を悼む

昨日、思いがけず京セラ創業者の稲盛和夫さんの訃報が流れてきました。
もうご高齢でしたので何となくそろそろとは思っていましたが…。
私は自営業者ですので経営者が書いた本を割と沢山読んでいる方だと思います。
ホリエモンの様な新しい人から松下幸之助や本田宗一郎などの古い人の本まで色々読みましたが、
やはり稲盛和夫さんの「考え方」と「生き方」の二冊は常に手元に置いておいて読み返したくなるという意味でも素晴らしい本だと思います。
大企業の経営者であれ個人事業主であれ、自ら創業してそれを続けていくためには何かしら考え方の芯になるものが必要です。
そうした意味で、稲盛和夫さんの「利他」をベースに人としていかにあるべきかという根源的な価値観を企業経営に活かすという哲学は現代においては立派としか言いようがありません。
著作には若くして思いがけず社長になった稲盛さんが日々の判断に迷い行き着いた先が人としての根本的な道徳観に反していないかを判断基準にしたと書かれていますが、
つまり目先の欲に揺さぶられてしまっては判断を誤るという事を悟り実践した結果が京セラやKDDIという大企業なのだと思います。
そうした哲学がしっかりと根付いているからコソの会社の発展なのだろうと思います。
しかしこれは実際にやるとなると中々難しい物です。
最近の若い起業家からそうした哲学があまり感じられないのは、やはりお金を儲ける事がすべてに優先される価値観だと思っているからでしょう。
私が保守的なのかもしれませんが、小泉政権下で竹中平蔵が旗を振って単純労働の派遣を認めてしまった頃から日本はどんどんおかしくなりました。
今では貧富の差は激しく広がり、先進国で最も非正規労働者の多い国になってしまいました。
そうして一度貧しくなった人達は家庭を持つこともままならず、ただ搾取され続けるだけの存在として固定されてしまいます。
これは根本的な部分が間違っているから起こる事です。
リーダー達に自分だけが儲かれば良いといった価値観が根っこにあるからこうした事を平気で放置出来るようになります。
結果、労働者の賃金はこの30年上がらず、安い労働力で利益を上げた企業の株価は上がり、そこに投資した金持ちだけが潤う構図が出来上がりました。
本来なら労働者の懐に入るはずのお金が株主に流れていく仕組みの完成です。
こうした世の中を稲盛和夫さんはどう思ってみておられたのか。
今頃あの世で憂いておられると想像します。
やはり今の社会はどんどん崩壊に向けて進んでいるようにしか思えません。
その一つの象徴が稲盛和夫さんの死であるように感じます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

「宗教・スピリチュアル」

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さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。

◎餃子
◎ゴーヤーチャンプル
◎枝豆
 
 


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