先日、「ディストピア的世の中に向かって進む社会」という記事を書いたのですが、これは高度なネット社会が権力者に大衆を「監視する」という誘惑に駆り立てている話しを取り上げたものです。
これと同じくらい…というかもっと恐ろしいなと以前から感じていたことがありまして、たまたま今日、ネットをつらつら見ておりましたらまさにその事の問題を専門的に扱うサイトを発見したので、今日はそのことを少しかいてみたいと思います。
それは「薬」の事です。薬と言いましても色々あるのですが、中でも「鎮痛剤」とそこから始まる薬物依存症の話しです。
先にその発見したサイトのリンクを張っておきます。「薬物の無い世界のための財団」という団体のウェブサイトです。かなり多くの情報がアップされていますので、興味のある方はご覧ください。
個別の具体的な薬物に関する情報は先のリンクにそうとう詳しくありますのでそちらを見ていただきたいですが、今アメリカでは鎮痛剤から始まってヘロインやコカイン中毒に陥る人が相当な数に上っていて社会問題になっています。
鎮痛剤は合法的に医師が処方するもので、この処方薬がそもそも依存性の高い物なんですね。アメリカだけの話しだと思っていたら大間違いで日本でもこうした依存性の高い鎮痛剤は普通にありふれています。
例えば、「リタリン」とか「アンフェタミン」とか一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
リタリンについては、抗うつ薬として処方される事が多い薬で、代表的な副作用として「自殺」があります。
世間では鬱病のひとつの症状として「自殺」があると思っている方が多いと思いますが、まぁそれもあるのかもしれませんが、実は薬の副作用として「自殺」があるんですね。
実は私も過去に一度、会社の経営に行き詰まりうつ状態に陥ったことがありまして、偶然当時事務所を構えていたビルの隣に精神科の医者が開業していましたので、そこで薬を処方して頂いたことがあります。それでその薬を飲んでみたのですが、直感的に危ない薬だと感じて数日飲んだだけで辞めてしまった経験があります。医者にはしばらく通って同じように薬も処方されていたのですが、カウンセリングだけ受けて、もらった薬はそのまま飲まずに捨てていました。
ちなみにこうした意見に対して、学会などのアカデミックな権威の側は否定しています。曰く、マイナス部分は確かにあるが、それを上回る薬剤としての効果効能があるという理屈です。
私の個人的な西洋医学に対する考え方は、こちらの過去記事で書いたことがありますが、現在でもこの考え方は変わっていません。
残念ながら、社会は不要な薬を減らしましょうという方向には進んでいないようです。勿論、必要で役に立つ薬が沢山あることは事実なのですが、そうではない薬も多数あり、悪い物でも一度社会的に認知されてしまうと中々無くなっていかないのが現実です。我々はそんな社会に暮らしているんだと自覚することが唯一の自衛策なのかもしれません。
さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。
◎牛肉のソテー
◎ポテトニョッキきのこクリームソース
◎グリーンサラダ