ニュースを見ていましたら、ドメスティックバイオレンス(DV)の被害者に男性が増えてきた話しをしていました。
NPO法人の代表の方が解説されてたのですが、男性が増えた理由として女性の社会進出があると言っていました。
つまり専業主婦であれば暴力に関しては生活のために我慢していたのが女性も働くようになり我慢の必要がなくなった。
それどころか女性の方が収入が多かったりすると家事や育児を手伝わない男に対してDVを働いてしまうケースが目立つと。
もちろんそれも有るのでしょうが、私は義務教育と競争社会の問題が大きいと思います。
つまり学校では手を繋いで横一列に並んでゴールテープを切る様な事を教えながら、実際に社会に出たら激しい競争にさらされる。
学校では人は皆平等であると教えながら社会では平等などあり得ないのが現実。
ほんの一握りのお金持ちに搾取され続ける奴隷としての平等しか無くなってしまったのが今の社会です。
そんな世の中で、家庭の中においても勝ち負けを持ち込んでしまった結果、勝った方が暴力をふるい負けた方が被害者になる。
そこに性別は関係なくなってしまったのが男性のDV被害者が増えた原因ではないでしょうか。
男女平等だから男も子育てに参加しなくてはならないし、逆に女も働かなければいけない。
そう教わってきたのが今の子育て世代でありDVの加害者被害者たちです。
これは多くの男達からいい意味でのプライドを奪ったと思います。
日本の男性は古くから外で偉そうにしていても家庭では女性を立てて来たように思います。
これは普段の生活の中で、自分に出来ない事をしてくれている女性に対して感謝の気持ちがあったからだと思います。
しかし共働きが当たり前になり、収入で優劣がつく状況が生まれてしまうとそこに感謝の念は生じにくくなります。
たまの休みにパートナーが家事をしていても自分の収入が上なんだから当たり前だと思うようになればそこに感謝はありません。
学校で教える悪平等のなれの果てがDV被害の現状にも出ているのではないかと感じます。
私は男女平等が悪いこととは思っていません。
しかしそれはあくまで法的な権利の部分の平等であって、無骨な男に赤ちゃんの世話をさせることや女性に力仕事をさせる事ではありません。
男性には男性の特長と良さがあり、女性には女性の特長と良さがあります。
それぞれ違うわけですからそこをしっかり教えないと相手に対する尊敬は生まれません。
誰であっても自分の苦手な事をしてくれる人に対しては感謝の念が自然に生まれます。
そうした気持ちこそが最も大切であり、そうした気持ちを持てる人を育てることが教育だと思います。
さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。
◎鰆のとろろ蒸し
◎モズクの酢の物
◎枝豆