資本主義も民主主義も極まった今の時代に

私はテレビを見ないのでよく分からないのですが、やはり大手マスコミはコロナ禍のネタで持ちきりなのでしょうか。
私が暮らす大阪では緊急事態宣言が解除されてから後に変異種とされるコロナの感染者が急増したと言うことで、
再び国になんだか難しい名前の規制をしてくれる様に要請していましたね。
そのニュースの中で、吉村知事が「マスク会食の義務化」を検討していると報道されていた気がします。
これって食べ物を口に運ぶ度にマスクを外し、口に入れたら再びマスクをして咀嚼するという事なんでしょうか。
しかもそれをお上が義務化すると…。
もうホントになんだかなぁとしか言えない話しですが、
こうした箸の上げ下ろしまで指図するような事を政治家が言っても変だと言われないほどに、今の社会は完全に思考を停止した集団ヒステリーの状況なのだと強く思います。
ワクチンの問題も含めて、もう完全にディストピアな世界が目の前に実現してしまいましたね。
そのうちワクチンパスポートなんかも義務化されて、個人の至ってプライベートな情報まで全て国がサーバーで管理するようになるのでしょうか。中国ですでに行われている信用スコアの様なものが、人間を管理する為に世界中で導入される社会が来てしまう…。
考えたくも無い現実ですが、そんな中でも我々はやはり生きていかなければならないわけで、若い人達の未来を考えると本当に心が痛みます。

…と、なんだか暗い話しをしてしまいましたが、今日書きたかったことはそんな暗い話ではありません。
それは今の「強欲資本主義」の次に来る社会体制についての希望的観測の話しです。
ドイツ人の若い哲学者でマルクス・ガブリエルという学者さんがいますが、彼が著書の中で「倫理資本主義」という事について述べています。
例えば「社会のゴールは、企業のゴールも含めて「人間性の向上」になるべきです。収入の増加ではなく、モラルの進歩を目指すのです。」という様なことを言っています。
私は現在のコロナ禍が巻き起こした社会現象の根底には、とことん極まってしまったアメリカ型の「強欲資本主義」も影響していると思っています。
戦後、日本の学校では精神的な価値を否定して物質的な豊かさこそが人間の目指すべきものだと教えてきました。
私などはそうした教育をまともに受けて育った世代ですし、実際にそうした価値観で生きていても幸せに過ごせる時代も確かにありました。
一億層中流と言われる状態だった頃の日本がまさにそうした時代でした。
しかしもうそんな時代ではありません。自分の富だけを追い求めた結果が倫理観の崩壊を招き、一部の金持ちと多くの貧困層を生み出しました。
倫理観の崩壊した社会の中で、人はただ殺したいからと人を殺すようになり、親は子を虐待するようになりました。
そうして多くの人が自分の頭で物事を考えるのを辞めて「マスク会食を義務化」される様な事になっても何も感じなくなってしまいました。
つまりここ数百年続いてきた唯物論的価値観がとことん極まった状態に今はあるのだろうと思います。
歴史的に、社会が本当に大きく変わるときは何もかもが極まった時に変わります。
そう考えると、今はまさにその時なのではないか…。
ワクチンパスポートやマスク会食などはその象徴であって、社会が大きく良い方向に転換する合図ではないのか…。
そんな事を夢想していたら、先のマルクス・バブリエルの本に書かれていた事を思い出しましたというわけです。
そうなんですよね。例えば同じ様な意味合いの事を稲盛和夫さんも色々な本で書いていますが、
やはり本当に社会に貢献する良い企業を作ろうと思えば、その会社を作る動機に「私心」があってはならないと。
「その動機善なるか。私心なかりしか。」といった問いかけを起業家はするべきだとあちこちで書かれていますが、
起業家だけでなく、すべての人々が「私心」をなくし、お互い様の気持ちで生きる事の出来る社会…。
そんな社会が実現する、今は夜明け前なのだと思いたい自分がいる今日この頃です。

「宗教・スピリチュアル」

さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。

◎チキンカツ
◎コールスローサラダ
 
 


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