貨幣状湿疹で学んだ西洋医学の問題点

(前回の貨幣状湿疹記事はこちら)
このブログを始めた頃に貨幣状湿疹という病気の話しを何話か書いたことがあるのですが、続きを書くと言いながらもう何年もほったらかしていました。
久しぶりに書いてみたいと思うのですが、この話しを詳しく書き出すと本が1冊出来るほどの分量になりそうですので、結局私がこの病気を通して何に気づき何を得たかといった話しを書いてこの話題は区切りにしたいと思います。
まず貨幣状湿疹という病気についてですが、アレルギー性の疾患だとされていますが原因については「西洋医学的」には何も分かっていません。まるでコインの様な丸い形の湿疹が腕の内側やふくらはぎなどに沢山出来ます。これが悪化すると脇腹や太ももなど全身に出る様になります。
大変に痒い湿疹で気がついたら服の上からボリボリとやってしまうのですが、掻くと湿疹の表面から透明だったり薄い黄色だったりの体液がにじみ出し、それが乾くと衣服と引っ付いてしまったりしますし服も汚れます。
命に関わる病気ではもちろんありませんが、見た目も不潔ですし精神的には結構きつくなってきます。
私はこの貨幣状湿疹に15年ほどは苦しめられたと思います。その長い間治療と言えば皮膚科の医師が処方してくれる塗り薬か貼り薬、それとかゆみ止めの飲み薬だけです。これを延々とやり続けました。
で、有るときふっと気付いたんです。これだけ長い間薬を塗って治らないのだったら、この先何年薬を塗っても治らないだろうなと。
つまり医師の処方する薬は根本的に病気を治す目的の物ではないとようやく気付いたわけです。
最後の方では処方されるステロイドの塗り薬も「劇薬」と書かれたものになっていまして、その劇薬も以前ほどには効かなくなっていました。
よく西洋医学は「対症療法」だといいますが全くその通りで、西洋医学的にはステロイドを塗れば一旦痒みも湿疹も治まるわけですから対症療法的には効いているわけです。
しかしあくまで一時的に効いているだけなので、またすぐに薬を塗っていない別の場所に湿疹が出来てしまいます。根本的には全く何も変わっていないわけです。
その段階に至ってようやく私も根本的に治すには今までの西洋医学的アプローチではダメだと決心するに至り東洋医学的な考え方での治療をすることに決めました。
それで色々と東洋医学方面の本を読みました所、湿疹は身体に溜まった毒素が湿疹という形で出てきたもので、根治させるには体内の毒素を排出し、体質改善をするしかないという結論になりました。
とは言っても、では実際にどうすれば身体の毒素を排出できるのかさっぱり分かりません。ただ直感的に断食がよい気がしたのでその方面の本を読んでみました。
そしたらそれが大正解で、断食系の健康本に「漢方では午前の時間帯は排出の時間。午後の時間は吸収の時間」という考え方があると書いてありまして、その考え方でいくと、午前中にはなるべく何も食べない方が良いという事になります。食べてしまうと胃や腸は強制的に吸収に向かうことになりますので、自然な排出が阻害されてしまうわけです。
そこで私がやったことは、腸の調子を整えるために海藻など食物繊維の多い食物を意識的に多く摂る事と朝食を抜く事です。
そして同時にいくら湿疹が出ても痒くても医師からもらった薬を塗るのは辞めました。
たったこれだけです。それでどうなったか。
3ヶ月くらいは何も変化はありませんでした。それが4ヶ月、5ヶ月と経つ頃に突然体重が減り始めました。
当時の私は人生でマックスに太っていたのですが、その体重が1週間に数キロのペースで落ちていき、最終的には18歳頃の体重まで戻りそこで安定しました。
合計で15キロくらい減量した事になるのですが、今に至るまで一度もリバウンドはしていません。
ただ朝食を辞めただけで昼食も夕食もガッツリ食べてその結果です。
体重が落ちて湿疹も良くなれば万々歳だったのですが、しばらくは湿疹の方はそんなに変化はありませんでした。
そうして一年以上も経った頃でしょうか。突然今まで経験した事のないほど湿疹が悪化してしまいました。
両方の腕の前腕部から上腕部の中程くらいにかけて全部が湿疹で覆われる事態になりました。
痒さも半端ではなく、さすがにこの時には辞めていた塗り薬を塗ってしまいました。
それでもなるべく塗る量を控えめにして数日我慢をしていたのですが、突然すーっと痒みが引いてきて腕の湿疹が治り始めました。
今から考えたらこれが好転反応というやつだったんでしょうね。
とにかくこれを境に長年悩まされた貨幣状湿疹は徐々に出る数を減らしていき、気がついたら身体にひとつも湿疹が無い状態になっていました。
こんな事は初めて湿疹が出来て以降、恐らく初めてではなかったかと思います。
しかしそれでピタッと治まったかというとそういうわけでもなく、時々は腕の内側やふくらはぎなどに出来ていました。
特に冬場にそうした事が多かったように思うのですが、それもだんだんと少なくなり、今では全く出なくなりました。
つまり完治しました。もう何年も湿疹は身体のどこにも出ていません。
結局、対症療法というのは目先の苦痛を取り除くのには意味がありますが、これで慢性的な病気が治ると思ってはダメなんだと悟りました。
西洋医学は眼前の痛みや辛い症状を取るのにはとても素晴らし効果を発揮しますが、あくまでその場しのぎです。
根本的に自身の慢性的な不調を治すにはその人自身がしっかりと自分で治ると決める事が何より大事で、
その決意を持ってさえいれば、無駄な薬を長年続ける事もないでしょうし、私の様に一般の医療とは別のアプローチも見つかると思います。
この記事を読んだ方で慢性的な疾患に苦しんでいる方がいらっしゃったら是非参考にして下さい。

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さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。

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