「あなたの体は9割が細菌」という本の話し

最近は以前に比べてあまり本を読まなくなったのですが、こないだ久しぶりに興味を引かれて買ってきたハードカバーの「あなたの体は9割が最近」というタイトルの本に非常に感銘を受けましたのでちょっとご紹介したいと思います。もう2年ほど前に発刊された本なので、とっくにご存じの方も多いかと思いますが、一応、記事の終わりにアマゾンのリンク貼っておきますので興味のある方はレビューなど読まれたらと思います。

内容はといいますと、生物進化についての学者でもある著者が自身が経験した感染症の抗生物質治療などをきっかけに、腸内の細菌について興味を持ち、人の腸内に生息する様々な細菌叢についての研究を紹介する話しです。分厚い本ですし、小説ではないのでハラハラドキドキのストーリーもありません。イラストや写真なども非常に少なくほとんど文字だけの本なので普段読書習慣のない人にはちょっと読みづらいかもしれませんが、是非読んでみてほしい内容です。
もう紹介したい内容が多すぎてどれをご紹介しようかと迷うのですが、本の序盤に自閉症スペクトラムについての話しが出てきます。
全く知らなかったのですが、この病気の患者さんは近年非常に増える傾向にあるんだそうです。自閉症に限らずアレルギー疾患やリュウマチなどの自己免疫疾患、それから肥満も含めて20世紀半ば以降に急激に増えた病気を総称して21世紀病とこの本では呼んでいます。
こうした21世紀病は人の体内に共生する細菌のバランスが崩れることが原因で起こる可能性があることを、この本では数々の事例を紹介しながら詳しく解説しています。
私などは「自閉症」というと先天的な脳の機能障害に原因があると思い込んでいまして、まさか腸内の細菌が強く影響しているなどと考えもしませんでしたので、もういきなり目から鱗でした。実際にこの本で紹介されている事実として、健康な人の腸内に住む細菌の種類と自閉症患者さんの腸内に住む細菌の種類は大きく異なるらしく、自閉症患者に健康な人の細菌を移植すると症状が劇的に改善される話しが出てきます。
こうした事実は他の21世紀病にも共通していて、分かりやすい所では肥満体の人と痩せ形の人では、明らかに腸内細菌のバランスが異なり、実際に痩せ形の人の腸内細菌叢(本書ではマイクロバイオータと呼ばれます)を肥満体の人に移植すると体重が減る話しも出てきます。何も必死に糖質制限をしたりカロリー制限をしなくても、腸内の細菌達に適切に働いてもらえば太ることはないとう話しです。
では一体なぜ腸内の細菌叢のバランスに差が出来てしまうのか。それについては現代西洋医学の象徴的な薬でもある抗生物質の投与が関与している事実が、学者の立場から冷静に紹介されています。
また帝王切開での出産とそれで生まれた胎児についての話しなども出てきますので、女性には特におすすめです。
長くなるので今回はこの程度のご紹介に留めますが、機会があればまた別の記事で内容ご紹介しようと思っています。
この本、個人的には久しぶりに知的好奇心を刺激してくれて、しかも凝り固まった古い常識を打破してくれた良書と感じました。

さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。

◎天ぷら(かき揚げ、鶏肉、ちくわ、シシトウ)
◎冷や奴
◎茄子の揚げだし
◎ワカメスープ

 


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