グベって知ってます?

昨日「ニギス」の話しを書きました。ニギスを書いたらこれをご紹介しないわけにはいきません。「グベ」です。呼び方は色々ありますが「ノロゲンゲ」の名前の方がポピュラーかもしれません。こんな魚です。見た目通りの深海魚です。この魚も秋以降に底引き網漁が解禁されると出回り始めます。個人的な印象としては、ズワイガニが出回るとグベも出回るといった印象でしたので、もしかしたらカニと一緒に獲れるのかもしれません。この魚も大阪のスーパーではまず見かけません。30年以上すんでいますが、ほんの数回見かけただけです。
最近は富山県なんかがこの魚のブランド化を試みている様ですが、なかなか好き嫌いの分かれる魚だと思います。

大きさはだいたい15センチほどで全身が分厚いゼラチン質で覆われています。干物にするとこのゼラチンが自然とはがれ落ちるそうなんですが、私の地元では干物にする習慣はなかったように思います。身はきれいな白身でしっかり旨味のある美味しい白身です。ただ、表面のゼラチン質がどうしてもダメという人もいるでしょうからこの点で好き嫌いが分かれると思います。冬場はこのグベを使った鍋がご馳走で、ちり鍋にすると良い出汁が出て最後の雑炊が最高に美味しくなります。
最近は少し値段もする様なんですが、私が子供の頃はほとんどタダ同然の魚でした。今でも覚えているのは、父と一緒に城の崎温泉のすぐ近くの津居山漁港で釣りをした帰りに、地元のおばちゃんがグベを買ってくれと言いに来られたんですね。それで多分2キロぐらいは入れてくれたんじゃないでしょうか。大きなビニール袋にグベをどっさり入れてくれまして、それが100円でした。今から40年以上昔の話しです。

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干物はこんな感じです。

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生はこんな風な魚。

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