ほんの数年前までまったく知らなかったのですが、味付きのサバ缶で作ったそぼろを乗せて作るばら寿司は京丹後市の郷土料理なんだそうですね。
ここに京丹後市のリンク貼っときます。
見た目普通のばら寿司ですが、必ずサバ缶そぼろが入ります。
どうしてこんな事書くかといいますと、私の実家(兵庫県豊岡市出石町)がある地域でも、このサバ缶そぼろを使うばら寿司は一般的だったからです。
兵庫県豊岡市と京都府京丹後市は車で1時間ほどの距離ですので、それも当然かもしれませんが、逆に他の地域にこうしたメニューが無いんだなと少し驚きました。
このサバ缶ばら寿司ですが、向こうではスーパーの惣菜売り場なんかでも普通に買うことが出来ます。
もう当たり前すぎてこれが郷土料理だという認識はありませんでした。
ちなみにこのサバ缶そぼろですが、寿司に限らずそのままご飯にのせて食べても美味しくて、子供の頃は大好物のひとつでした。
お弁当のご飯の上にのせてほしいと母親にせがんだものです。
ところで京丹後市や豊岡市のスーパーで普通に見かけるサバ缶のサイズはかなり大きなものです。
大阪あたりでは中々お目にかからないサイズのサバ缶を普通に売っていますが、
やはりそれだけ需要が多いという事なんでしょう。
せっかくですからサバ缶そぼろの作り方書いておきます。
①味付きのサバ缶をそのまま鍋かフライパンにあけます。
②これを中火にかけヘラで潰しながら汁気を飛ばしていきます。
③途中で砂糖と醤油を加えます。味付けは結構甘めの醤油は控えめです。
④そこそこに水分が飛んでそぼろ状になれば完成です。
作り方はこのサイトがわかりやすいです。
リンク貼っときます。
作り方ですが、上の京丹後市のリンクでは最後に玉子を入れるレシピになっていますが、普通は玉子は使いません。
また、アレンジとしてここに生姜を入れたりする家庭もありますが、基本はサバ缶と調味料だけです。
実は先日このサバ缶そぼろを作って家族に食べさせてみたのですが、
別にそのままサバ缶で食べれば?みたいな顔をされてしまいました。
やはり「食」というのは「体験」の上に醸成される文化なんだとつくづく思った次第です。
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