私の本職は、印刷物のデザインなどをしたりするデザイナーだったり印刷物を請け負うブローカーだったりします。
どうして「だったり…」などというあいまいな書き方になるかといいますと、現在それだけでは十分な収入が得られず、昔とった杵柄で調理師としても働いているからです。ただ、自分的にはずっと料理人としてキャリアを積む事が出来ていれば今とは違う人生があったんだろうなと思う事が多く、実際にデザイナー的な仕事は、最も苦手意識の強い仕事でした。逆に料理に関する事は苦も無く楽しんで行うことが出来ていました。
しかし、実際の人生は苦手な方のキャリアを積むことになったわけで、今生で神が与えた人生はこういう事だったのかと思うしかありません。
そんな話しはまぁ脇に置いとくとしまして、辰巳芳子さんって言うんでしょうかね。NHKの番組なんかにも良く出ていらっしゃるらしいのですが「命のスープ」というレシピで有名な方です。現在90歳を越える御年の怖そうな顔をしたおばあさんです。(こちらWikipediaのリンクです)
先日たまたま調理師をしている現場の人間が仕事中にその「命のスープ」の事を話してくれまして、その事を全く知らなかった私は興味深く同僚の話を聞きました。同僚は辰巳さんの自宅兼スタジオまで出向きそのスープの作り方を教わったそうなんですが、それはそれは手間のかかるスープだと話してくれました。そんな話しを聞いた翌日、今度はテレビの阿川佐和子さんのインタビュー番組に辰巳先生がゲストで出演されているのに出くわしました。
なんだか続くなぁと思うと同時に、これは一体どういった意味をもつシンクロニシティなんだろうかと考えてしまいました。
スピリチュアル好きとしては、こういった出来事に何かしら意味づけをしたくなるのですが、その答えは今のところ、まだ出てきそうにありません。
さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。
◎カラスカレイの煮付け
◎ワカメースープ
◎小松菜の胡麻和え