以前に「宝くじで1億円当たった人の末路 [ 鈴木 信行 ]」という本からいくつか気になった話題を書かせていただきました。一番下にアマゾンのリンク貼っておきますので、興味のある方はレビューなど読んでみてください。
で、久々に今日もその本からの話題なのですが、持ち家派と賃貸派、あなたはどっちを選びますかという話しです。私の場合、自分の持ち家があった頃は当然持ち家派でした。事業に躓き自宅を失ってからも感情の部分ではやはり持ち家派の方です。それは自分が田舎の大家族で育ったせいもあるかもしれませんが、自分の子供達に故郷を残してやりたいという感情からです。このブログでも何度か書いていますが、私の故郷は兵庫県豊岡市の出石町(いずしちょう)という城下町です。その田舎町に今でも実家があることはありますがすでに両親は亡く、広い土地と家は空き家になって随分たちます。
それでもやはり故郷に対する気持ちというのは強くいつまでも心にあるもので、今でも定期的に空き家に風を通しに帰っています。しかし、そうやって帰って行けるのも空き家にはなっていても実際に自分がかつて住んでいた思い出の詰まった家があるからで、それがなければ恐らくもうほとんど帰らないでしょう。
都会で育った我が息子達も、もし手放してしまった自宅が残っていれば、そこを自分の故郷と感じてくれたのではないかと今でも思っています。
しかし最初から賃貸で育った子供の場合、恐らくそうした情緒と呼べるものは持ち合わすことなく大人になるんだろうと思います。それが悪いとか、そういう話しではなく、全く別の感情が育っていくのだろうなと思うんです。
ちなみに私の妻は子供の頃から賃貸を転々として育った人で、私のこうした感情は全く理解できないようです。自宅を手放した時も、「子供達の故郷が…」などと感傷的になっている私を見て、完全にしらけた視線を送ってよこしたのを思い出します。
ちょっと脱線してしまいましたが、この「宝くじで1億円当たった人の末路」に出てくる「賃貸派の末路」では、結論として賃貸で一生過ごすことを進めています。理由はいくつかあるのですが、その理由の一つに、災害が起こったときに自宅が持ち家でもしそこに住めなくなった場合、経済的に破綻するリスクが高いことを上げていました。この理由については、最近立て続けに大きな災害に見舞われている国に住む身として納得させられるものがありました。
確かに今はそうしたリスクが数十年前に比べてかなり高いように感じます。「諸行無常」がこの世の理と分かっていても中々辛い現実ではあります。
さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。
◎チキンカツ
◎オクラとモズクの酢の物
◎冬瓜とカニかまのあんかけスープ