祖父の手料理「イカの酒炒り風煮付け」

昨日の記事で、その昔祖父が作ってくれた「ナマズの蒲焼き」の事をかきました。実はその記事を書きながらもう一品思い出していた料理がありまして、今日はそれを簡単にご紹介します。
タイトルで書いていますイカを使った簡単な料理なのですが(上の写真は実際の料理とは関係ありません)、子供の頃一度だけ祖父が目の前で作ってくれまして、その時の祖父の手際の良さと味を未だに覚えています。
まず、イカなんですが、何の種類のイカだったかは覚えていません。ですがスルメかヤリイカだったような気がします。これを壺抜きにして輪切りにします。
そうしましたら、鍋に酒を投入して火を付けます。酒の量はイカ一杯につき大さじ2杯程度かと思います。祖父は適当に計ったりせずにやっていましたが、その程度の量だったと思います。酒が沸いたらそこにイカを一気に投入して強火で炒りつけます。そうしてイカが透明になって身が縮み始めたところで醤油と味醂を少々たらして少し炒めて出来上がりです。加熱時間は短めで一気に仕上げます。
至ってシンプルで簡単な料理ですが、とても美味しかったのを覚えています。大人になって時々そのやり方をまねてやろうとするのですが、何度やっても祖父の作ってくれたあの感じになりません。どうしても火を通しすぎてしまいます。祖父の作ってくれたものはイカの身に火が入って固くなる寸前のレアな感じが残っている、絶妙なところで火を止めて仕上げていました。私にはどうしてもその感じを再現できません。
私ももう半世紀以上生きてきて、そろそろ彼岸に渡る日も近づいてきました。向こうで祖父に会ったら、真っ先にこの料理の話しをしようと思っています。

さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。

◎鯖の塩焼き
◎キャベツと豚バラの炒め物
◎冷や奴
◎ワカメと椎茸のスープ
 


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