ミニバスケットの思い出05「親は子供に何を望むのか」

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以前の記事でも触れましたが、小学生の間はチームを強くして勝ち負けにこだわるよりもバスケを通じてスポーツを好きになってくれれば良いというのが私の考え方です。
これから書く話しは私の子供達が卒業してチームを離れてからの話しです。もう私の子供達は高校生あるいは大学くらいになっていたでしょうか。相変わらずチームはHご夫妻がボランティアで教えて下さっていました。
チーム結成当初はコーチも教えるのは初めて保護者も小学生のクラブ活動をどうして運営して行けば良いのか全く手探り。何もかも初めて尽くしでした。そんなチームにもそれなりに歴史が出来てきて、運営面でも保護者とコーチの役割分担など形が出来上がっていたようです。時折息子がOBとして教えにいったりしてましたので、それなりに情報は入っていました。
そんな中、有るときとても熱心な親御さんと子供さんが入部して来られたんですね。私は直接お話ししたことはありませんが、大変熱心だったと聞きました。その親御さんはとにかく今強くなりたくて勝ちたくてしょうが無い様子で、バスケの楽しさを教えることに重きを置いて勝ち負けを最優先にしないチームに歯がゆさを感じておられたようです。私もこの熱心な親御さんのお気持ちはよく理解できます。熱心であればあるほど目の前の事しか見えなくなって、まだまだこの先長いバスケ人生があることを見落としがちです。
それでこの熱心な親御さんはとうとう行動を起こしてしまったんですね。同じく強くなりたい親たちに根回しをして、Hご夫妻に対してコーチを辞めるかチームを強くする方向に舵を切るか迫ったそうです。それでとうとう別のコーチを連れてくるような事までして、結局Hご夫妻はチームを去ることになりました。
その後、新しいコーチの元、チームが強豪チームに生まれ変わったという話しは聞こえてきませんでしたし、あまりポジティヴな話題は聞こえてこなくなりました。これはこの熱心な親御さんに教育的な感性があまりにも欠けていたという事につきると思います。そうまでして勝ちにこだわって一体子供達をどこに導こうというのか。バスケを通じて何を学び体験させたかったのか。現役世代の親御さんは常に冷静に考える必要があります。
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