何となくネットニュースを見ていましたら、TBSの女子アナウンサーがラジオの生放送を寝坊ですっぽかしたというニュースが眼に入りました。
一応リンク貼っときます。(こちら)
これを見てすぐに思い出したことがありましたので、今日はその思い出の事を少し。
自己紹介でも触れていますが、私はうんと若い頃関西の某放送局にADとして勤めていました。
といってもその放送局の社員ではなく、番組制作会社からスタッフとして送り込まれていました。
基本的にはラジオの音楽番組が専門のスタッフだったのですが、関係するディレクターなどから声がかかると情報番組もお手伝いする事がありました。
それで一頃、ほんの半年程度だったかと思うのですが、早朝のラジオ番組にADとして参加していたことがあります。もちろん生放送です。
当時若かった私は、朝起きるのにかなり苦労したのですが、それは番組に出演する方も同じだった様で、
私がいた短い間に一度だけ、女子アナウンサーが寝坊して遅刻したことがありました。
当時は今のように携帯電話などありません。いつもの時間にスタジオにアナウンサーが現れない場合、自宅に電話する以外に方法が無かった時代です。
幸い、メインのパーソナリティーの方はちゃんとスタジオに来られていたので、とりあえず女子アナ抜きで番組をスタートしました。
ADの私は、番組が一旦始まってしまうと割と暇になるので、ディレクターに言いつかってその女子アナの自宅に数分おきに電話を掛けていたのですが、まったく誰も電話に出てくれません。すこし心配になりかけた所で、本当に申し訳なさそうな顔をした件の女子アナがそろりとスタジオに入ってきました。
事情を聞いたところ単なる寝坊だったとの事でしたが、ディレクターは顔を見るなり、「なんで一本電話してからこんかったんや!」と怒鳴りつけていました。
女子アナはもう半泣きで謝っていましたが、そのアナウンサーの方は、かなり真面目な印象の方で遅刻など絶対にしそうにない優等生タイプの方だっただけに、その当時の状況が強く印象に残っています。
まだ若かった私は、しっかりした大人の代表みたいなアナウンサーの方でも寝坊するんだなと少し安心したのを覚えています。
ちなみに番組の方は、途中から女子アナも参加してそれなりにいつも通りに終わりました。
ところで、これがもし今の時代だったら同じ様にネットニュースで流れていたのかもしれませんね。
そのアナウンサーは美人でしたし当時テレビにもよく出ていたので、SNSなどの格好のネタにされていたでしょう。
そう考えると、今は本当に息苦しい世の中になったと思います。
不寛容社会と言われますが、そうした世の中がいったいいつまで続くのか…。
まあそんな難しいことは明日考えるとして、とりあえず今日も美味しいビールで幸せになりますか。
さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。
◎ボイルソーセージ
◎ジャガイモのグラタン
◎スナップエンドウのサラダ
◎ワカメスープ