一芸に秀でることは全てを知ること

自己紹介でも少し触れていますが、私は音楽が大好きで本気でミュージシャンになりたいと思っていた時期があり、それが為に一時期音楽業界で仕事をしていた事がありました。
その頃に師事していたのが、当時の関西音楽業界の重鎮でもあった人でした。当時私はその人が関わる番組やイベントのまさに使いっ走りとして毎日文字通り走り回っていたのですが、あるときその師匠に言われたことがあります。今でもよく覚えているのですが、こんな事を言われました。
「一流のミュージシャンとはつまり一芸に秀でた人達だ。だけど彼らは皆、音楽以外の分野でも成功しただろう。一流になるとはそういうことだ。」
この時はこの言葉の後に色々説教をいただいたのですが、先に記した言葉は今でもしっかりと覚えていますし、確かにその通りだと思います。
何かの道を目指したときに、その道を究める過程で様々な事に気付かされます。
その気付きが多ければ多いほど一流に近づくのだと思いますが、そうした気付きはつまり人としての学びの道なのだろうと思います。
ところが一流になりきれない人達というのは、常に技術的なノウハウばかりを追い求めるので結果的に専門バカの域を出ることが出来ません。
例えて言えば、ただ強いだけのスポーツ選手などがよい例でしょうか。かつての横綱朝青龍などはその好例です。
どうしてこんな事を書いたかといいますと、年賀状を書きながら何となく「新年の抱負」のような事を考えていました。
そこでふと「自分も歳をとったなあ」とぼんやり考えていたんですね。
もう子供達も手が離れ、両親も見送り、残りの人生自分の為にもっと時間を使うべきだなと。
そんなことを思っていたときに突然、先の音楽業界の重鎮に言われたことを思い出してしまったんです。
今から何かを学ぶ気になったとしたら、遅いかもしれないけど一流を目指そうと。
それがどの分野であろうと、とにかく一流を目指そうと。
まあ、その前に果たして何かを学ぶ気になるかどうか…。
気付いたらやっぱり毎日ただお酒を飲んでガハハと笑って鼾をかいて寝るだけの毎日を送っているきもする今日この頃です。

さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。

◎鶏手羽元のオーブン焼き
◎ベビーリーフのサラダ
 
 
 


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