時々スーパーなどで規格外の野菜を安売りしていることがあります。キュウリや茄子などは小さかったり曲がっていたりするものを安くで売っていることが多いですね。それでふと思ったのですが、都会生まれの都会育ちで野菜など育てたことがない人達はキュウリがいつの段階から曲がっていくのか知っているのかと。
実は私も曲がっている「理由」については知らないのですが、いつから曲がっているのかについては知っています。あれは最初から曲がっているんです。
花が咲き、しばらくすると花の根元が成長してだんだんとキュウリの姿に成長していくのですが、その最初の段階から曲がっているやつは曲がっています。曲がったものが途中で真っ直ぐに変化することはありませんし、逆に真っ直ぐな物が途中で曲がり始めることもありません。人為的に何かを施さない限りは真っ直ぐに育ちます。
その事を思いながら、これってなんだか人間にも当てはまるなぁと思った次第です。
つまり個性というのはこの世に生まれ落ちたその時からハッキリとあるもので、後天的に色々な影響を受けて変わっていくように見えて本質的なものは何も変わらないと。生まれ持った個性をずっと手放すことなく成長していく所がなんだか示唆的と言いますか哲学的といいますか面白いなと思います。
ちなみに曲がったキュウリと真っ直ぐなキュウリのどちらが良いとか悪いとかの話しではありません。どちらも味については変わりなく美味しいキュウリです。念のため。
さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。
◎塩鮭
◎だし巻き卵
◎手羽先と大根のオイスターソース煮込み
◎ワカメと豆腐のすまし汁