故郷は遠くにありて変わりゆくもの

私は現在大阪で暮らしていますが、兵庫県豊岡市に実家があります。(季節外れな鳥居の写真は私の実家近くで撮影したものです)
今は誰も住んでいませんので空き家になっていますが、ほったらかす訳にもいきませんので二ヶ月に一回程度は家の風通しと掃除をしに帰省しています。大抵は現地滞在ほんの1時間ほどでそのままとんぼ返りしてくるのですが、時々地元の友人と会ってお茶をしたり近所を散策したりします。帰省する度につくづく思うのですが、ほんの40年ほど前まではそこにあった「人里」を中心とした自然環境が今ではほとんど絶望的に加速度的に壊れていっています。
ミツバチが花の受粉を助けるように、ミミズが土を耕すように、田舎の農村では人間も田んぼを作ることによって自然サイクルの中で環境を整える役割をになっていました。
それが今ではどんどん進む過疎化でどこの村にも若い人がほとんどいません。若い人がいないので田んぼの作り手がいません。
当然耕作放棄地ばかりが増えて以前田んぼだった場所がどんどん荒れ地に変わっていっています。
田んぼがないので、フナやナマズは産卵場所がなくなってしまいました。私が子供の頃は田んぼに水を引く季節になると、そうした魚が産卵のために田んぼ脇の水路(小川)に大量に入り込んできましたので、そこを狙って捕まえにいったものです。
フナもナマズも当時の田舎では貴重なタンパク源。フナは小骨が多いので、身を細い糸造りにした上で洗いにして酢味噌とちょうどその時期に山で芽を出す山椒の葉と一緒に食べます。ナマズはウナギと同じように蒲焼きにすれば絶品です。

↓この写真は実家近所の竹藪の中に生えていた山椒の木です。


一緒に獲れるザリガニだって普通に茹でて食べていました。身の部分は少ないですが、濃厚な味噌をチューッと吸って手をべたべたにして食べたものです。
しかし今ではわずかに残った田んぼに水を引く水路までがコンクリートで整備されていてドジョウもザリガニもすっかり姿を見かけません。
仕方ないことではありますが、もう恐らくかつての様な多様で豊かな自然環境は戻らないだろうなと絶望しています。
お金儲けと快適便利な生活と何かと気楽な核家族化を追求してきた結果が今のこうした状況を生み出してしまいました。
もうここまで来れば後戻りも出来ませんので、何かしら大きな社会的大転換が来ない限りはこのまま自然界もろとも衰退していくのだろうなと思います。

余談ですが、どなたか私の田舎の実家を借りて下さる方がいましたらお貸ししますよ。敷地は300坪ありまして、耕せば畑はその敷地の中で結構作れます。
田舎暮らしに興味がおありなら是非どうぞ。兵庫県豊岡市出石町という所です。

さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。

◎赤魚の干物
◎肉じゃが
◎キュウリとワカメの酢の物

 


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