先日、「宝くじで1億円当たった人の末路 [ 鈴木 信行 ]」という本から「子供を作らなかった人の末路」という記事について少し書かせていただきました。
その続きではぜんぜんないのですが、ちょっと面白かったので今回もその本から記事を書かせていただきます。
この本は書名が「宝くじで1億円当たった人の末路」という書名なのですが、内容は色んな人生のパターンを採り上げ、そういった人生を送った場合の末路を扱った本です。例えば第一章のタイトルは「やらかした人の末路」で最終の第七章は「仕事人間の末路」です。
そんな感じで各章毎に3〜4種類程度の「末路」が紹介されます。
第三章の「逃げ出した人の末路」の中で「自分探しを続けた人(バックパッカー)の末路」という記事があるんですが、これはちょっと自分とも重なる部分があるなと思い読みました。
この本では、大学を出て一旦就職してから数年後にバックパッカーとして海外に出た人のインタビューが載っていまして、現在では国内で自営業を営んでそれなりに成功している方の話しになっています。私はバックパッカーの経験はありませんしそうした旅に憧れた事もありません。ただ、実際の経験がバックパッカーとして一度社会のレールから外れた人達と重なる部分が多くて面白く読みました。
それはどういう事かといいますと、日本で就職する場合今でも新卒採用が一般的です。高校なり大学を出てそのまま新卒として社会人になります。
今ではかつてのような終身雇用の制度は崩れてきているとは言え一番一般的なパターンであることに変わりはありません。
ところがバックパッカーの人達は多くは学校を出るか在学中に自分探しの旅に出てしまい普通の新卒就職のパターンにのっかっていません。
ですので、いざバックパッカーを卒業して普通に生活しようとすると例外なく仕事の壁にぶち当たります。
この本の人の場合も、帰国後いくつかの職を転々とした後に独立自営の道に進まれたと書いてありましたが、根底には「普通のサラリーマンになれない」という部分があったからではないでしょうか。だから「自分探し」の旅に出てしまったりするわけで、そうした「普通のサラリーマンになれない」という感覚は、私の場合もう物心ついた頃から持っていました。
実は私も一度だけアメリカに行った際に、普通のホテルに泊まらずにそうしたバックパッカー達が暮らすアパートの知り合いの部屋に泊まったことがあります。
そこで何人かの典型的なバックパッカーと話しをして随分刺激も受けました。中には超エリート商社マンの身分を投げ打って世界を放浪しているような人もいました。共通しているのは「安定」にあまり価値を見いださないことです。
まぁ私の場合、そのせいで家族に随分迷惑を掛けてしまっているわけですが…。こればっかりは死ぬまで直らないのかもしれませんね。
さてさて、何はともあれ美味しいご飯があればそれで幸せ。すてきな一日に乾杯。
◎鶏から
◎ポテトサラダ
◎玉ネギとワカメと薄揚げの味噌汁
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