実は今、「宝くじで1億円当たった人の末路 [ 鈴木 信行 ]」という本を読んでいまして、これは別に宝くじ関係の本でも何でもなくて「こういう人生を選択した人は現在こうなっていますよ」的な話題を沢山網羅した内容の本です。章立ても「やらかした人の末路」だとか「逃げた人の末路」などいろんなパターンのその後を取材した内容になっています。
まだ読み終わってないんですが、「子供を作らなかった人の末路」の章で少し思うところがありました。
この手の話題を取り上げるときに、必ず政府の子育て支援だとか企業の子育て社員に対する働きやすさだとかの話題が出ます。
この本でもほんの少しだけ触れられていますが、そもそもほんの数十年前まで保育所なんて何処にもなかったのにみんな立派に子育てしていました。
政治家や中央省庁の秀才達はどうしてそこを考えないのかといつも思うんです。
基本的には政府が推し進めたマイホーム主義が根底にあって、そこから核家族化が進行し子供の世話を他人に委ねないと働けない社会になってしまいました。
一般的な家族の単位が夫婦と子供だけの核家族になってしまったことが色々な問題を引き起こしたんだと思います。
昔のような家制度は窮屈だとしても、例えば二世帯住宅には優遇措置を付けるとか色々やり方はありそうなもんです。
身近に祖父母と両親がいることは子供の情操にも良いのではと思います。
物質的な豊かさをひたすら追求して出現した社会が、気軽に子供も作れない貧しい社会になってしまったというのは何と皮肉なことでしょうか。
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